生まれた日【2021.07.31】
新型コロナウイルスが全国で過去最多12,000人を超えた日。
東京オリンピックの真っ最中。
気温が35度を超える暑い晴れた日、我が家に3人目の子供が産まれました。
嫁は妊娠29週目に入ったばかり、出産予定日は10月16日だったので、約2ヶ月半予定よりも早く生まれて来ました。
産科からは前置胎盤と言われていたので、多少の覚悟はしていました。
前置胎盤の場合は急に出血することがあり、一度出血が始まると止まらなくなるのですぐに病院に来てくださいとの事でした。
うちも本当に急に出血が始まりました。嫁と二人で昼飯を食べて、東京オリンピックを見ていたところ、トイレに行った嫁から「救急車呼んで!」と叫び声が上がりました。
すぐに携帯で119番にかけて15分ほどでまず消防車が到着。その後10分ほどで救急車も到着しました。
このまま帝王切開になる事はわかっていたので、NICU(新生児用の集中治療室)がある大きな病院に行く必要があるのですが、かかりつけの産婦人科に連絡すると「とりあえずうちに運んでください、受け入れ先はこちらでも探します」と言ってくれたのでそうしました。
出血も多く止まらなかったので、救急車で受け入れ先を探しながらたらい回しになる様な事にならなくて良かったです。
出血から45分経過していましたが、それでもかかりつけの信頼している先生が駆けつけてくれて心強かったです。今の状況を理解してもらい、すぐに受け入れ先の大学病院も見つけてくださいました。
かかりつけの先生も一緒に救急車に乗ってもらい、すぐに大学病院に搬送されました。嫁の状態を大学病院の先生に申し送りしてもらい、帝王切開が始まりました。
出血からここまで、なんだかんだ2時間近く経っています。出血は2リットル近くあり、輸血は必須と説明されました。
病院の待合室で待つこと1時間、「生まれましたよ!」と声がかかりました。
保育器に入った息子はすぐに集中治療室に移動しましたが、少しだけ顔を見ることができました。
自分で呼吸が出来ないらしく、先生が手動のポンプのようなもので空気を送り込んでいました。身体は思ったよりもしっかりしていて、手足や指も動かしていました。上の子二人と比べると全身に痣が多くあるような気がしました。
ものすごくかわいかったです。
一瞬しか見れなかったけど、愛しの我が子です。予定より随分早かったけど、とにかく無事に生まれてきてくれました。
生まれた日の昼間、家の前に植えたヒマワリが満開でした。